News & Column
ヘアドネーションについて勉強しています
目白の隠れ家美容室ルッソです。
ヘアドネーション賛同店としてルッソもヘアドネーションに参加しています。
最近では、ロングヘア―がトレードマークだったベッキーさんや柴咲コウさんも、ヘアドネーションされたことでニュースになっていますね。
お客様にとって、長い髪の毛をカットすることは一大イベント。
そんな思い入れのあるキレイな髪の毛を捨てるのは、もったいないなーっていつも思っていました。
ヘアドネーションに参加することで、お客様と一緒に困っているひとのために役立てるのはとても嬉しいです。
どんどんルッソでもヘアドネーションされる方が増えるにつれて、私たちもヘアドネーションについて、もっと知りたい!と思うようになりました。
ブームにのっかるのではなくて、心から賛同してヘアドネーションに協力したいと思っています。
知れば知るほど、奥が深いヘアドネーション。
みなさんにもヘアドネーションについてより知っていただけたらなぁ、という思いをこめて、今回はヘアドネーションについて私たちが知ったことをまとめてみました。
そもそもヘアドネーションって?
ヘアドネーションは、病気・事故・生まれつきで髪の毛を失ってしまった子どもたちのために、人毛100%ウィッグをプレゼントする活動です。日本では、JADHAC(通称:ジャーダック)というNPO法人が中心になって行っています。
髪の毛を失うといえば、代表的なのはガン治療。
たとえば、小児ガンだけに限っても、日本には約2,500人もの小児ガン患者がいることがわかっています。
この人数に、その他の病気・事故・生まれつきを含めれば、とんでもない数の子どもたちが髪の毛を失い困っていることがわかります。
でも、1つのウィッグをつくるには、30人分もの髪の毛が必要なんです。
しかも31センチ以上という制限付き。
日本では2,000以上のヘアサロンが賛同店として参加していますが、それでもまだ200名近くの子どもたちが待機している状態です。
まだまだ、髪の毛は足りていないんですね……。
ヘアドネーションの由来:Locks of Loveについて
ヘアドネーションの発祥はよくわかっていませんが、活動が盛んなアメリカでは、Locks of Loveという団体の歴史が古く、1997年から政府からの認証を受けて活動しています。
この団体の代表は、マドンナ・カフマンさん。彼女はフロリダの看護師さんでした。
カフマンさん自身も20代のころに、予防接種を原因として脱毛症を発症。
それだけでなく、15年後には、彼女の幼い娘までも、髪の毛を全て失ってしまったのです。
カフマンさんは、このことにとても心を痛めたそうです。
そして娘の脱毛症をきっかけに、カフマンさんはLocks of Loveの活動に専念することにしました。
その後、彼女の類稀な行動力の結果、病院に髪の毛の保管スペースを確保したり、高品質のウィッグ提供に不可欠なメーカーの協力を引き出したりすることに、成功。
今では、アメリカ全州とカナダにLocks of Loveの活動は広がっており、CNNやニューヨークタイムズなどの大手メディアでも度々注目されています。
ひとりからでもできること
Locks of Loveの活動を育て上げたカウフマンさんは、活動的ではあるものの、ごくごく普通の女性。
日本でも広まっているヘアドネーションの活動は、ひとりの女性の情熱と直感から始まったことを知って驚きました!
「私ひとり協力しても」ではなく、時にひとりの力が大きく世界を動かすこともあるのだと、あらためて実感しました。
私たちもこれからヘアドネーション賛同店として、地道な活動に貢献していきたいと思います。
ヘアドネーションに興味がある方のお問い合わせをお待ちしています。
大切な髪の毛の思い出を聞きながら、心をこめてカットさせていただきます。
あなたひとりと、子どもたちの人生がかかったカットを、私たちにお任せください。
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